状況
2022年1月にWindows10(64bit)にOffice Personal Edition 2003(2014/4サポート終了)を導入しようと思いCDよりインストール。しかし途中で”エラー1919”が発生。調べると視覚的に不具合を回避するには3つの不具合を解決する必要がある事が分かった。そこで問題を解決していく事にした。
目的
Windows10(64bit)にMicrosoft Office2003をインストールする際の3つの不具合を解決する
問題点
現在はMicrosoft Visual FoxProが廃止されている為、インストール時にWindows10レジストリ内に「構成要素が見つかりません」とエラーを返してくる。
②使用許諾契約書が毎回表示される
ユーザーアカウントに Microsoft Windowsレジストリを変更するためのアクセス許可がない為、Excel等起動時に毎回同意を求められる。
③更新プログラムKB907417のエラー0x80096004
何度更新しても、更新プログラム(KB907417)でダウンロードエラー(0x80096004)だけ解消できない
番外:excel2003,word2003起動時”作業の開始”が毎回表示される
初期設定で”作業の開始”表示がON設定になっている。
解決方法
①エラー1919
<”無視”を選択する>
”無視”を選択する。改めてエラー1919が現れるのでもう一度”無視”を選択する。すると解消される。
②使用許諾契約書が毎回表示される
<管理者で起動し、同意する>
レジストリ変更許可権のある管理者で実行し、同意すると解消される。
③更新プログラム(KB907417)のダウンロードエラー(0x80096004)
何度再試行しても解消されない。
原因はWindows Update datebaseの破損が考えられるようです。
●更新プログラムが実行されない場合の確認事項
Windows Update内の詳細オプション内の”Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る”をオンにする
<Microsoft Show or hide updatesツールによりWindowsUpdateから非表示にする:非推奨>
信頼の置けるアップロード先を探し”Microsoft Show or hide updatesツール”をダウンロードし実行する。(自己責任)すると解消される。
Microsoft Update CatalogよりKB907417をダウンロードし、オフライン実行するのが良いとの記事をいくつか見かけたが、最終的にはそのやり方は良くないとある記事に賛同し非表示を選択する事にした。
Microsoftより無償提供されていたShow or hide updatesツールは現在、提供終了となっていますので誰かがアップしてくれているファイルを見つけてダウンロードする必要があります。悪意のある人からのダウンロードを避ける必要があります。自己責任となります。
番外:excel2003,word2003起動時”作業の開始”が毎回表示される
<設定変更>
”ツール”→”オプション”の表示内の”起動時作業ウインドウ”の☑を外す
評価
基本的にWindows10にOffice2003をインストールするのはお勧めできません。理由は上手くいかない所は”目をつぶる”だけなので。ただ一応これで使用できるようになったかとは思います。使いつつ不都合を解決していくしかありません。OSに不具合が出てきた場合はOSのクリーンインストールが必要になるかも知れません。これだったら互換Officeを使った方がいいかもしれません。
参考資料
コメント